投稿日:2025年6月2日 | 最終更新日:2025年6月17日
神奈川県川崎市にある「浄慶寺(じょうけいじ)」は、別名“アジサイ寺”とも呼ばれ、初夏になると約1,000株のアジサイが境内を彩ります。場所は横浜市と川崎市の市境に位置し、アクセスも良好。
さらに境内には、ユーモラスな表情の羅漢像(石像)が点在しており、アジサイとのコラボレーションが楽しめます。静かにアジサイを楽しめる穴場スポットとして人気の場所です。
梅雨時期の花スポットを探している方は必見!
この記事では、アジサイの見頃時期やアクセス方法、駐車場情報などを詳しく解説します。
浄慶寺とは?アジサイと羅漢像が共演する癒しのお寺
浄慶寺について

浄慶寺(じょうけいじ)は、神奈川県川崎市多摩区にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院で、正式には「大蔵山浄慶寺」といいます。

創建は江戸時代初期の元和8年(1622年)と伝えられ、長い歴史を持つ地域密着型のお寺です。本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)で、地域住民から厚く信仰されてきました。
境内に咲き誇る約1,000株のアジサイ

浄慶寺では、例年6月上旬から下旬にかけて、約1,000株ものアジサイが境内を美しく彩ります。石段沿いや参道脇、小道のわきに加え、境内の斜面にもアジサイが植えられており、立体感のある景観が特徴です。

特に印象的なのは、境内の高台から見下ろすアジサイとその先に広がる街並みの眺望。小高い場所にあるため、晴れた日にはアジサイ越しに街を一望できる絶景が楽しめます。まるでアジサイの絨毯の上に街が広がるような景色は、他のアジサイ名所にはない浄慶寺ならではの魅力です。
品種は、定番のセイヨウアジサイやガクアジサイを中心に、青・紫・ピンクなど多彩な色合いが楽しめます。アジサイと羅漢像が自然に溶け合う風景は、写真好きの方や静かに季節の花を愛でたい方にぴったり。訪れる時間帯や天気によっても表情が変わり、何度訪れても新たな発見があります。
見て楽しい!ユーモラスな羅漢像が境内に点在

浄慶寺のもう一つの見どころが、境内各所に点在する個性豊かな羅漢像たちです。どの像も表情やポーズがユーモラスで、訪れた人々を自然と笑顔にしてくれます。

特にユニークなのは、お団子や蕎麦を食べている像や、ミシンをかけている像など、日常の何気ないシーンを切り取ったような羅漢像の数々。仏教寺院にありながら、堅苦しさとは無縁の“遊び心”が境内の随所にあふれています。

こうした羅漢像は、アジサイと一緒に撮影するのにもぴったり。羅漢像のすぐそばにもアジサイが植えられているため、花の色彩とユーモアが重なった写真映えするスポットがたくさんあります。
「見て和む」「つい写真を撮りたくなる」羅漢像は、アジサイと並ぶ浄慶寺のもうひとつの主役。訪れた際は、ぜひお気に入りの一体を見つけてみてください。
浄慶寺 アクセス方法|電車・車での行き方

電車でのアクセス
小田急線 柿生駅から徒歩10分。柿生駅は2つの出口がありますが南口から出ると便利です。
車でのアクセスおよび駐車場
神奈川県道12号横浜上麻生線、中村橋交差点を入ります。ローソンが目印。

無料の駐車場が用意されていますが、寺の参道は車1台分の広さ。途中にいくつか駐車場がありますが、浄慶寺の駐車場は一番奥の入口向かって左手にあります。

細い道を進みます。

駐車場はやや広め。
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浄慶寺情報
浄慶寺は、色とりどりの紫陽花と個性豊かな羅漢像が楽しめる、落ち着いた雰囲気の隠れた名所です。人混みを避けて静かに紫陽花を満喫したい方にぴったりのスポットです。
名称 | 浄慶寺 |
住所 | 神奈川県川崎市麻生区上麻生6-34-1 |
電話番号 | 044-988-1223 |
拝観料 | 無料 |
駐車場代 | 無料 |
アジサイの見頃 | 6月上旬から下旬 |

2025年6月1日現在、種類によっては咲いているものもありましたが2~3分咲きでした。

