投稿日:2025年10月18日 | 最終更新日:2025年10月29日
関内駅からすぐの場所にある「横浜公園」は、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの本拠地「横浜スタジアム」を擁する公園。横浜の中心地にありながら、豊かな自然を身近に感じられる憩いのスポットです。
春にはカラフルなチューリップが咲き誇り、季節ごとにさまざまな花々が訪れる人を迎えます。
また、公園の一角には静寂な「日本庭園(彼我庭園)」があり、横浜の歴史を今に伝える落ち着いた空間も。
にぎやかな街のすぐそばで、四季の移ろいと穏やかな時間を感じられる場所です。
横浜公園とは?歴史とアクセス

横浜公園は、明治9年(1876年)に開園した日本で最も古い西洋式公園のひとつ。
横浜開港後の都市整備の一環として整えられ、外国人居留地に隣接する「開かれた公園」として誕生しました。
園内には噴水や広場、花壇が整備されており、地元の人々や観光客に親しまれています。
アクセスはJR・市営地下鉄「関内駅」から徒歩約2分。
中華街や日本大通りにも近く、観光の途中に立ち寄りやすい立地です。
はまる中華街や山下公園に行くときは、必ず通り抜けする公園です
静けさ漂う日本庭園「彼我庭園(ひがていえん)」


横浜公園の一角に佇む「彼我庭園(ひがていえん)」は、開港当時に日米の友好を象徴して造られた日本庭園。
「彼」とは外国、「我」とは日本を指し、互いの文化を尊重し合う願いが込められています。
庭園内には池や石灯籠、太鼓橋が配され、季節ごとに違った表情を見せます。
チューリップでにぎわう公園の中で、ひときわ静けさを感じられるエリア。
ベンチに座って風の音や鳥のさえずりを聞いていると、まるで時間がゆっくりと流れていくようです。
水琴窟が奏でる癒やしの音


彼我庭園の見どころのひとつが「水琴窟(すいきんくつ)」。
地中に埋められた甕(かめ)の中に水滴が落ちることで、琴のような美しい響きを奏でる仕掛けです。


備え付けの竹の棒を穴に入れ、水を周りから注ぎ、竹の棒の先に耳を近づけると、チョン…チョン…と涼やかな音が響き、まるで自然の音楽のよう。
その音は「癒やしの音」としても知られ、訪れた人の心を穏やかにしてくれます。誰もが簡単に体験できるのでぜひやってみてくださいね。


春を彩るチューリップまつり


横浜公園といえば、なんといっても春の「チューリップまつり」。
毎年4月上旬から中旬にかけて、約16万本・約70品種ものチューリップが花壇いっぱいに咲き誇ります。
赤や黄、紫、白といった色とりどりの花々が風に揺れ、訪れる人の目を楽しませてくれます。


チューリップまつりの期間中は、地域団体によるイベントや出店も行われ、横浜の春の風物詩として多くの人で賑わいます。
花の見頃は天候によって変わるため、訪れる際は市の公式情報をチェックするのがおすすめです。
横浜スタジアムと一体になった都会の公園


横浜公園の中心部には、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの本拠地「横浜スタジアム」があります。
試合の日にはスタジアム周辺がファンの熱気に包まれ、公園全体が活気づきます。
一方で、試合がない日は広場として市民の憩いの場になり、ランチを楽しむ人やジョギングをする人の姿も。
スポーツと自然が共存する横浜公園は、都市の中にありながらリラックスできる貴重な場。
周辺のおすすめ散策スポット
横浜公園の周辺には、見どころもたくさんあります。
BASEGATE横浜関内(2026年春に開業)


横浜公園に隣接する旧横浜市役所跡地には、複合施設「BASEGATE横浜関内」が2026年春にグランドオープン予定。
旧市庁舎の行政棟を活用した「OMO7横浜 by 星野リゾート」をはじめ、没入体験型施設「Wonderia」やライブビューイングアリーナ「THE LIVE」など、エンターテインメント性あふれる空間が誕生します。
そのほか、飲食店やショップも入り、関内エリアの新たなランドマークとして注目を集めています。
日本大通り


「日本大通り(にほんおおどおり)」は、横浜開港当時に整備された日本初の西洋式街路で、関内エリアを象徴する景観スポットです。
イチョウ並木が美しく、神奈川県庁(キングの塔)や横浜開港資料館など歴史的建造物が立ち並び、港町らしい異国情緒を感じられる通りとして知られています。
横浜中華街


横浜公園の東側に位置する「横浜中華街」は、約600店もの中華料理店や雑貨店が軒を連ねる日本最大級の中華街。色鮮やかな門や本格的な中国料理、食べ歩きグルメが楽しめる人気の観光スポットです。
山下公園


「山下公園」は、横浜港に面した海沿いの公園で、横浜を代表する観光スポットのひとつです。
港の風を感じながら散歩を楽しめるほか、「氷川丸」や「赤い靴の女の子像」など見どころも多く、春のバラや夜景も人気です。



