投稿日:2026年2月20日 | 最終更新日:2026年2月20日
2027年3月に開幕する「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」。
横浜・瀬谷の旧上瀬谷通信施設を会場に開催されるこの国際イベントで、相鉄グループが出展するエリア「SOTETSU PARK(そうてつぱーく)」のコンセプトと概要が発表されました。会場へのアクセスは相鉄線沿線が中心となる見込みで、瀬谷駅や三ツ境駅周辺も注目が集まりそうです。
テーマは「ともだちとすみか」。
子どもたちが身近な生きものや自然と出会い、遊びながら学べる“未来の公園”のような空間。さらに、2026年春から営業運転を開始する新型車両「13000系」の実車も活用される予定とのこと。
瀬谷エリアはこれからどう変わるのでしょうか。横浜在住の目線で、「SOTETSU PARK」の魅力とポイントをわかりやすくまとめます。
GREEN×EXPO 2027とは?
2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)は、2027年3月19日(金)から9月26日(日)まで、横浜市で開催される国際的な園芸博覧会です。
会場となる旧上瀬谷通信施設跡地は、かつて米軍の通信施設として使用されていた広大なエリア。返還後、その活用方法が長く注目されてきました。そんな場所が、GREEN×EXPO 2027の舞台として新たに生まれ変わります。
会場面積は約100ヘクタール規模。想定来場者数は約1,000万人といわれています。横浜でこれほどの規模の国際イベントが開催されるのは、とても貴重なこと。街全体の空気が少しずつ動き出す――そんな未来を感じさせるプロジェクトです。
相鉄グループがKids Villageへの出展を発表
GREEN×EXPO 2027の会場内に設けられる「Kids Village(キッズビレッジ)」に、相鉄グループが出展することが発表されました。
Kids Villageは、次代を担う子どもたちが自然と親しみ、楽しみながら学べる体験型エリア。相鉄はその中で「SOTETSU PARK」というコンセプト展示を行います。
Kids Villageとは?
Kids Village(キッズビレッジ)は、2027年国際園芸博覧会 の会場内に設けられる、子どもを主役とした体験型エリアです。
テーマは、自然とふれあいながら“楽しんで学ぶ”こと。
花や緑、生きものの暮らしを、見るだけでなく、遊びや体験を通して感じられる空間づくりが想定されています。次代を担う子どもたちが、身近な自然に興味を持ち、「知る」だけでなく「守る」アクションへとつなげていく――そんな思いが込められたエリアです。
万博というと大人向けの展示をイメージする方もいるかもしれませんが、Kids Villageは家族で訪れ、親子で学びを共有できる場所になりそうです。
相鉄 SOTETSU PARKの規模と見どころ

Kids Village内で相鉄グループが展開するのが、「SOTETSU PARK(そうてつぱーく)」です。コンセプトは「ともだちとすみか」。
ここでいう“ともだち”は、人だけでなく身近な生きものたちのこと。“すみか”は、それぞれの生きものが安心して暮らせる場所を意味しています。子どもたちが遊びながら生きものと出会い、その暮らしを知ることで、自然を大切にする気持ちを育むことを目指しています。
※画像提供:相鉄グループ
こうした考え方を形にしたのが、SOTETSU PARKです。SOTETSU PARKは、遊具や植栽エリアを含めた敷地面積が約1,000㎡。建物部分となる円形の大屋根は、直径約30m・高さ約8mと、会場内でもひときわ目を引くスケールです。

円形デッキの下には、相鉄の新型車両「13000系」の実車が設置される予定。2026年春から営業運転を開始するこの車両は、「安全×安心×エレガント×未来」をコンセプトに開発されました。
万博会場では、この13000系をシンボルとして活用。相鉄線沿線に広がる身近な自然や、暮らしとのつながりを体感できる空間づくりが計画されています。展示車両を生かした催事なども予定されており、子どもたちが遊びながら“ネイチャーポジティブ”について学べる場になることが期待されます。
相鉄の生物多様性への取り組み
相鉄グループは、今回の出展をきっかけに「生物多様性の保全・回復」にも力を入れています。
少し難しく聞こえる「生物多様性」とは、さまざまな生きものがそれぞれの場所でバランスよく暮らしている状態のこと。身近な公園の虫や鳥、川の生きものなども、その一部です。
ネイチャーポジティブって?
「ネイチャーポジティブ」とは、自然をこれ以上減らさないだけでなく、回復させていこうという世界的な目標のこと。
2030年までに、生きものや自然環境の損失を止め、より良い状態へと戻していく――そんな考え方です。相鉄グループもこの目標に沿って、沿線の自然や生態系を守る取り組みを進めています。
TNFDとは?
「TNFD(ティーエヌエフディー)」は、企業が“自然への影響”をきちんと調べて、公表していくための国際的な仕組みのこと。簡単に言えば、「自然にどんな影響を与えているか、きちんと見える化しよう」というルールです。
相鉄グループは、このTNFDの提言に賛同し、自然に関する取り組みを開示する企業として登録しています。鉄道や街づくりを行う企業が、自然との共生を真剣に考える。SOTETSU PARKは、そうした姿勢を子どもたちにも伝える場になるのかもしれません。
横浜・瀬谷エリアはどう変わる?
瀬谷エリアは、横浜市の中でも住宅地や畑、緑が広がる落ち着いた地域。正直なところ、みなとみらいや横浜中華街のように観光地として知られてきた場所ではありません。
だからこそ、今回のGREEN×EXPO 2027の開催は、大きな転機になる可能性があります。
旧上瀬谷通信施設跡地という広大な土地が万博の舞台となり、国内外から多くの人が訪れる。そして万博終了後には、三菱地所による大型テーマパーク構想「KAMISEYA PARK(仮称)」の整備も計画されています。2031年頃の開業を目指す次世代型テーマパークで、東京ディズニーランドと同規模ともいわれるスケールです。
これまで“通過する街”だったエリアが、“目的地”へと変わるかもしれない。
2027年の万博は、その未来への第一歩。瀬谷エリアがどのように変化していくのか、横浜目線でこれからも追っていきたいと思います。

