投稿日:2024年1月18日 | 最終更新日:2024年10月19日
スペシャリティコーヒーって最近よく耳にします。普通のコーヒーとどう違うのでしょうか?
スペシャリティコーヒーとは、コーヒー農園から消費者のカップまで、追跡が可能な状態にあり高い品質が担保されたコーヒーという意味。そんなおいしいスペシャリティコーヒーを提供してくれるコーヒー専門店が数多くあるあざみ野。おいしい豆をこだわりの自家焙煎し、ドリップして提供してくれるというから、コーヒー好きにはたまりません。
たまには少し贅沢にカフェタイムをしませんか?あざみ野エリアのおすすめのスペシャリティコーヒーショップを3店ご紹介します。
カフェブランコ
横浜市青葉区美しが丘西の住宅街にある「Cafe BLanCo(カフェブランコ)」。2015年5月オープンしたお店。ご夫婦でお店をされています。
駅からは離れていますが、ご夫婦のお人柄と居心地のいいお店で常連さんがとても多いお店です。散歩途中のご褒美カフェ。一人でも優しく迎えてくれます。
カフェブランコの豆は、中米6か国(パナマ・コスタリカ・ホンジュラス・ニカラグア・エルサルバドル・グアテマラ)の生豆を店内の焙煎機で毎日焙煎。焙煎した豆は丁寧にハンドドリップで淹れてくれます。
店内はコーヒーのいい香りに包まれます。
中南米の地域は、豆を山の傾斜で栽培しているところが多く、栽培から収穫を手作業するのが多いというのが特徴。さわやかな酸味とやさしい味わいのコーヒーで、ストレートでコーヒーの味わいを楽しめます。
可愛い丸型のガラス瓶に豆が入っており、その中から選ぶことができます。豆は持ち帰りにも対応。通販でも買えるそうです。豆の前には豆の産地、特徴、「苦味、酸味、甘味、香り、コクの味のチャート」が書かれているのでわかりやすいですね。
店内の奥でマスターの淹れたハンドドリップコーヒーをいただけます。またベーキングパウダー不使用の手作りシフォンケーキもコーヒーによく合います。
ナチュラルテイストのカフェコーナー、以前はロイヤルコペンハーゲンの器でコーヒーを出していましたが、現在はたっぷり入るカップでいただけます。
すすき野コーヒー PocoPoco.Coffee
PocoPoco.Coffee(ポコポココーヒー)の豆へのこだわりは、かなりのものです。コーヒー鑑定の評価が80点以上、全コーヒー生産量の5%未満の極めて稀少価値の高い、高品質なスペシャリティコーヒーを提供しています。
すすき野エリアの大通り沿いにあるガラス張りの店舗。豆の販売はもちろん、店内でも飲むことができます。カフェのようなテーブルやいすにゆっくりと腰を掛けるというよりは、コーヒーを味わうことができるスペースです。
店内のコーヒーは全て試飲することができます。試飲して気に入れば早速オーダーを。オーナーがハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。なぜかワイングラスを温めながらドリップをしています。
ポコポココーヒーでは、コーヒーをワイングラスで提供してくれるのです。オーナーに伺うと、これはフレーバーグラスといって香りを楽しみながらコーヒーを飲むものだそうです。
稀少価値の高い生豆は、コンピューター制御された焙煎機で焙煎されます。おいしさを引き出す温度管理や時間などを試行錯誤されたものを、再現性の高いシステムで焙煎。店頭に設置されガラス越しに見学することができます。
ポコポココーヒーは地元有名レストランにも豆を提供するなど食のプロにも認められたコーヒーショップ。まさに極みコーヒー、コーヒーと向き合う職人気質を感じられるお店です。
アオカチコーヒー
2018年11月にオープンしたAokati (アオカチ)コーヒーの店名は、お店のカラーの深い藍色である青褐色(あおかちいろ)から名付けられました。
あざみ野駅から西へ徒歩10分ほど。あざみ野三規庭前に店舗を構えています。
コロンビア、ブラジルなどの南米やエチオピア、タンザニアなどのアフリカ産の豆の他、マンデリンなどインドネシアの豆を色々な地域をバランス良く、常時6〜7種の豆を取り揃えています。厨房にある焙煎機で自家焙煎した豆を注文ごとにドリップしてくれます。
店内は木目のシックな基調で落ち着く空間。店内だけでなく紙カップに入れてコーヒーのテイクアウトをしていく常連さんが次々に訪れます。
店内ではコーヒーだけでなく、アオカチカフェメニューも充実。その中でご紹介したいのが本場アメリカから取り寄せしているニューヨークチーズケーキ。適度なチーズの酸味と程よい甘さがコーヒーとよく合います。しっとりねっとりしたチーズケーキは「プレーン」と「クッキー&クリーム」の2種類。どちらもコーヒーとセットで935円(税込)。
コーヒー単品は日替わりのスペシャルで495円(税込)。シングルオリジンならば550円(税込)です。青褐色(あおかちいろ)のたっぷりマグに入れてくれるコーヒーは、香りもよくすっきり。
シングルオリジンとは:コーヒー豆の産地が同一のものだけを使用したもの。同一国で多くの農園から寄せ集めたストレートコーヒーとは異なり、農園オリジナルの個性が引き立つコーヒー。
座席数も多く、カフェとして人気のあるお店。またフリーWi-Fiも完備しているのでPC作業をしている方もいらっしゃいます。
長居する方のためにコーヒーのお替りは、半額で飲むことができるサービスがありますよ。
おいしいコーヒーを提供してくれるお店のまとめ
私自身コーヒーに携わる仕事の経験上、豆について多少知識はありました。そんな私は今回ご紹介したそれぞれのカフェオーナーの豆へのこだわりのすごさに感服しました。
大手のコーヒーメーカーではなかなかスペシャリティコーヒーやオリジンコーヒーを揃え販売するのは難しいものです。個人経営のお店だからこそ取り揃えられる特別な豆。その豆をこだわりの自家焙煎を経てじっくりとハンドドリップして提供してくれるコーヒーショップ。
いくつもの時間、人と手間をかけてようやく口にできる一杯のコーヒーに感謝の気持ちでいっぱいです。