創業明治41年の崎陽軒。今では、全国的にも有名なのが1日80万個も生産を誇る崎陽軒のシウマイ。現在、本社工場、横浜工場、東京工場の3か所で生産し、その中で横浜工場では無料で工場見学を行っています。予約が取りにくいほど人気がある工場見学です。
先日念願叶って、工場見学の体験をしてきました。工場見学予約のコツや方法、見学時のおすすめポイント、工場見学の行き方についてお伝えします。ご参加する際に少しでもお役に立てていただければ幸いです。
崎陽軒工場見学予約申し込みのコツ
崎陽軒の工場見学は、公式ウェブサイトで3か月前の同日午前0時から予約が開始します。すぐに枠がいっぱいになってしまうほどの人気ぶり。電話では受付していませんのでご注意ください。
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工場見学には、枠ごとに定員があります。人気の予約枠を獲得するポイントをお伝えします。
崎陽軒工場見学枠
工場見学は、1日次の4回開催されます。1回につき1名から45名の見学が可能。見学所要時間は約90分(試食時間を含みます)。
工場見学4つの枠
- 9時~10時半
- 10時半〜12時
- 12時半〜14時
- 14時~15時半
開催曜日は毎日ではなく週に4回。特に土曜日は人気です。また祝日でも開催しているのでその日も申込みは多くなります。
工場見学できる曜日
- 火曜日
- 水曜日
- 金曜日
- 土曜日
参加資格
3歳以上
枠を把握したら、次は予約をしていきましょう
予約方法と予約獲得のコツ
まずは予約申込サイトにアクセスします。3か月先まで予約できます。
崎陽軒公式サイト
工場の注意事項を確認したら【注意事項を了解し予約】をクリック。すると予約状況が出てきますが、既にどこも満席。×の箇所を選択すると【キャンセル待ち】への登録ができます。
崎陽軒公式サイト
確実に予約したいなら、3か月前の0時を待って申し込むのがおすすめです。
- 土曜日は避けて平日を狙う
- 1回目「9時枠」の予約が比較的取りやすい
- 予約途中に駐車場の有無を質問あり、もともと駐車場枠が少ないので駐車場の「キャンセル待ち」になり、タイムロスとなるので最初から車は無で進める(近隣のコインパーキングを利用つもりで)
- メルアド入力に時間がとられないように予めコピーしておく
予約ができない人はキャンセル待ちで
それでも予約できない人は、「キャンセル待ち」登録しておくのが有効です。キャンセルが出た場合メールで連絡がきます。意外とこのキャンセル待ちで予約ができた人も多いようです。
また、まめに予約状況の表をチェックしておくと、ぽっかりと予約可能な枠が出現することもあります。今回私はこれで予約ができました。
崎陽軒工場見学バスツアーは実施なし
横浜工場の駐車場にバスのマークがあったので、工場見学バスツアーでもあるのかを調べてみました。崎陽軒本店の食事のツアーはありましたが、工場見学は特に見当たりませんでした。個人または団体で直接申込むしかありません。
崎陽軒工場見学を楽しく過ごすコツ
工場見学は想像していた以上に楽しい♪身近な崎陽軒シウマイなのに、知らなかったことが多くて「なるほど〜」の連続でした。
あっという間に感じる90分コース
1グループ15人ほどのグループに分かれ、説明員さんが工場内を案内してくれます。おもしろいプチ情報が盛り込んだ説明に加え、見学者の質問にも答えてくださいます。楽しくてあっという間の90分。工場見学の流れは次の通りです。
醤油さし(ひょうちゃん)は崎陽軒の歴史を語る上で大切なもの。このコーナーでは、説明員さんのトークが冴えわたり、少し長めの尺をとり楽しいお話を伺います。どんなお話かは、当日のお楽しみ!
シウマイの製造ラインでは、大量の挽肉から、かわいいシウマイができ上るまでの過程をガラス越しに見学します。徹底的に衛生管理された企業姿勢を垣間見ることができました。
ローカルブレンドを目指し「冷めてもおいしい」シウマイが開発されました。実はシウマイの原料は「冷凍していない国産豚肉」「北海道産たまねぎ」「オホーツクでとれたホタテを干したもの」「グリンピース」「塩・こしょう・砂糖」「小麦粉」だけだそうです。シンプルな素材であの味が出ていることに驚きです。保存料無添加だから通常のシウマイの賞味期限はかなり短いですね。
1日23,000個、日本一売れている「シウマイ弁当」のお弁当箱は保湿性の高い薄い木材を使用しています。お弁当の掛け紙も横浜らしさを出すため、横浜の新名所ができる度に変更しているなど興味深いお話を伺いました。新幹線に乗車する際に決まって購入する「シウマイ弁当」はまさに横浜市民のソウルフード。これからは食べる度に工場見学のことを思い出しそうです。
職人技が見られるシウマイ弁当のラインが人気でしたよ
崎陽軒工場見学する前に知っておきたいこと
次に工場見学をする前に知っておいて欲しいポイントをお伝えします。
見学中のおすすめと注意ポイント
- ビデオ撮影と製造ラインの撮影は厳禁です。興味深いので画像が欲しくても我慢です。展示物や施設の撮影はOKです。
- 工場見学では、多くの方が来場するので荷物を預ける場所がありません。荷物は極力減らして行きましょう。コートもかさばるので小さくなるものを用意しておくのがおすすめ。
- 靴はロッカーに入れ、ロッカー内にある専用スリッパに履き替えます。特に消毒はしていないので、はだしでなく靴下の用意をしておくと気持ちが良いですね。
- フォトスポットが数か所あり、係の方がシャッターを切ってくださります。見学の記念に是非どうぞ。
- 工場見学はビルの中を、全てエレベーターで移動します(階段は使用しません)。
- 試食タイムには、できたての2種類のシウマイとサブレが用意されます。またセルフで緑茶、玄米茶もいただけます。アツアツでおいしい♪
- 試食には、卵・乳・小麦・ごま・豚肉・大豆の成分が含まれます。
- 最寄り駅新横浜へのバス便がかなり少なめ。帰りの時刻表は試食をする部屋に掲示しているので土産を選ぶ時間で調整するのがおすすめ。
- ベビーカーは使用不可ですが、車いすは使用できます(予約後電話で連絡)。
楽しんできてくださいね
崎陽軒工場見学土産のおすすめ
お土産には一番人気の30個入りのシウマイ。4人家族でも十分おかずになる数。せいろで蒸すとできたてのおいしさです。
あとは作りたてのシウマイ弁当!工場見学をしたあとは買わずにはいられません。今回も飛ぶように売れていました。
またスイーツでは試食の際に出していただいた金ゴマたっぷりのサブレもおいしいですが、一押しは一口サイズの月餅。一般的な月餅のようにラードを使用せず、バターが入った日本人好みの味わいです。特に栗が入ったのが私のお気に入り♪
崎陽軒 工場見学行き方
崎陽軒横浜工場は、場所は横浜市都筑区川向町。車では便利ですが、徒歩では遠く少し不便な場所にあります。徒歩であればJR横浜線「小机駅」から約17分かかります。「新横浜駅」から工場近くまで行くバスが出ています。
崎陽軒工場見学の最寄り駅は新横浜が便利
最寄り駅は市営バスが出ている「新横浜駅」がおすすめ。新横浜のバス停についてJR駅からの行き方と横浜市営地下鉄からの行き方があるので、上部の画像を参考にしてお伝えします。
- JR側から:正面口ゲートを出るとエスカレータがあります。その先の歩道橋を出るとすぐ右手に「4・5のバス乗り場」があるので階段を下ります。下りたところが「5番のりば」。
- 地下鉄側から:JR方面改札を出て右に進むとすぐに左手「4b出口」があるので階段を上ります。上がるとすぐに「5番のりば」があります。
「5番のりば」から出る市営バス96系統「川向南耕地」行のバスで、「港北インター」下車です。所要時間はバス約10分バス停から徒歩約5分。バスは日産スタジアム横を通ります。バス停を降りると道路反対側に崎陽軒横浜工場があります。
バスは、道が広く比較的時間通りに進みます
崎陽軒の工場見学駐車場
第三京浜港北ICより新横浜方向に進むと、すぐ左手に工場が見えてきます。駐車場を予約できた人は、工場入口から左手に進み、工場前が見学者用の駐車場です。
工場見学 予約なしで楽しめるショップ
プチミュージアムショップ
工場入口に電車の車両をイメージした「プチミュージアムショップ」。さすが駅弁で有名になった会社だけに、電車は外せないようですね。ここは予約なしでも誰でも崎陽軒のショップを楽しめます。
お腹が空いているなら、工場できたてアツアツの点心を旅情あふれる列車のシートで食べられます。食券をレジで購入して係の人に渡します。ただしこちらのコーナーの点心は持ち帰りができません。
また崎陽軒の多種類のお弁当やスイーツ、崎陽軒オリジナルグッズのお土産もここで購入することができます。
プチミュージアムショップだけの利用の場合は、直売所の駐車場が利用できるので便利です。工場見学を終えられたタイミングはとても混むので、時間を少し外されて利用するのがポイント!
店名 | プチミュージアムショップ |
営業日 | 火曜・水曜・金曜・土曜(年末年始を除く) |
営業時間 | 朝10時~16時 |
崎陽軒シウマイ食べ放題なら
崎陽軒の工場見学で食べ放題はありませんが、横浜にある崎陽軒本店レストラン「アリババ(亜利巴″巴″)」ではランチバイキングでシウマイなどの点心をはじめ、中華料理、スープ、パンライス、サラダやデザートとドリンクバーなどの食べ放題が楽しめます。(平日2,500円、土日祝2,700円)
知れば知るほどすっかり崎陽軒にはまってしまった私。食卓にシウマイが並ぶ頻度が増えそうです。