渋谷に本社をおいていたドイツの車のパーツ製造販売メーカーBOSCH(ボッシュ)の日本法人が、2024年の5月に横浜市都筑区に移転されます。それに伴い渋谷本社1Fで営業していたcafé 1886 at Boschが2024年3月末に閉店し、新たに都筑区でオープンします。
BOSCHの本社移転先
画像は、移転先の横浜市都筑区にあるBOSCH(ボッシュ)です。敷地約1万2,000㎡内に、ドイツの雰囲気を持つシックな外観を持つ新社屋ができ上りました。
2024年5月27日より新社屋での業務を開始予定。
東京、横浜エリアに点在する拠点を本社に集約し、約2千人の従業員が新社屋で業務を行うことになります。
最寄り駅はセンター北駅。センター北駅は横浜市営地下店グリーンラインとブルーラインの2路線が乗り入れる駅です。横浜、新横浜からも都内からもアクセスが良い駅です。
港北ニュータウンのこの地は住宅街のイメージですが、どのように様変わりしていくのかが楽しみですね。
日本のボッシュ・グループ概要
公式HPより
日本のボッシュはボッシュ㈱、ボッシュ・レックスロス㈱、その他の関係会社から構成されます。ボッシュ㈱は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開し、また自動車用補修パーツや電動工具も取り扱っています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。さらにボッシュセキュリティシステムズ株式会社は、人命や建築物、財産などを守る製品とソリューションの提供を主要な事業としています。2022年の日本のボッシュ・グループの第三者連結売上高は約3,400億円で、従業員数は約6,250人です。
横浜市都筑区とドイツの関係
なぜ横浜市都筑区にBOSCHが移転してきたのでしょうか?
それは都筑がドイツとの交流が深いからです。
現在都筑区にはドイツで授業を行う「東京横浜独逸学園」や、ドイツの本社がある企業が7社があります。またドイツ国籍の人が、横浜市18区中最も多く住んでいます。
平成23年度より都筑区とドイツの交流事業がスタートし、その中で毎年12月に行う「ドイツクリスマスマーケット」はドイツのクリスマス文化を体験できるイベントとして人気があります。
1904年横浜で設立、幼稚科から高等科まで備えたドイツ学校の認定校です。授業はドイツ語で行いますが、日本をはじめとした約20か国の生徒が共に勉強をしています。
Bosch café もオープン
以前は渋谷本社にあったボッシュカフェは、グルメサンドを主力メニューにしたオリジナリティのある店として人気でした。同店は2024年3月末に閉店し、都筑の新社屋に移転します。
カフェのオープン日については、今の所、正式な発表はありません。
カフェは、一般の人も利用できる新社屋の1階にオープン。案内図を見る限り、かなり広いカフェになりそうですね。
日本に居ながら、ドイツの雰囲気を楽しめるカフェとして、期待が高まります。
ボッシュホールも9月に開業
新社屋の敷地内に2024年9月「都筑区民文化センター(愛称:ボッシュ ホール)」がオープンします。
現在建設中(画像左手)。
通り抜け通路に面した場所で、一般の人が入れる広場も設けられます。
区民文化センター部分は、地下1階地上4階建てで、地域文化の交流の場としておおいに期待されています。